交通事故の示談を急がなくて済む方法があります

万一、世帯主の死亡事故が起こった場合


交通事故によって、一家の生計を担っていた大黒柱の命が失われてしまうようなことがあります。
突然大切な家族を奪われてしまい、大きなショックを受けるのが普通ですが、すぐに当面の生活費をどうするかという現実的な問題に突き当たります。
これまであった収入の道が閉ざされてしまうことになりますので、場合によっては、お葬式代を工面するのがやっとというケースもあるはずです。

賠償金を得るまでには時間がかかる

通常、正当な金額の賠償金を受け取るまでには、ある程度長い時間がかかります。
まず、事故の責任を明確にする必要がありますので、刑事裁判の結果が出るのを待ってから示談交渉に移る場合が多いです。
しかし、その交渉がなかなか簡単にはまとまらないことが多く、年単位で時間がかかってしまうこともあります。

保険会社が経済的困難に付け込むケースも

 当面の生活費にも困っている人の場合ですと、一刻も早くお金を受け取りたいと考えてしまいます。
そこにつけ込んだ保険会社が、かなり低額の示談金を提示してくる可能性が高いのですが、背に腹は代えられないとばかりに、不十分な賠償金で手を打ってしまう人がかなりいます。
しかし、あとになってから後悔しても、不足分を改めて請求することはできません。

法律のプロならば解決法を提案できます

 そのような事態を回避する方法として、仮渡金という制度があります。
これは、最終的な賠償額の決定を待たずに、当面必要となるお金だけ先に受け取ることができる制度です。
この制度を利用すれば、保険会社の言いなりになって安い賠償金額で合意して、あとで泣きを見る必要がなくなります。
生活費は確保した上で、適正な金額の賠償金を請求することができますので、この仮渡金の制度を積極的に活用するのが望ましいです。
手続きがわからない場合は、交通事故処理に慣れている弁護士に相談してみるとよいでしょう。